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【例文あり】アパレル業界の志望動機とは?書き方や注意点を紹介

アパレル業界を目指しているけれど、志望動機で何を伝えれば良いのか悩むことはありませんか。志望動機は、企業(ブランド)を選んだ動機に焦点を当てて、自分を売り込むアピールチャンスです。

こちらの記事では、アパレル志望動機の作成方法やアピールポイント、例文などを分かりやすくまとめてみました。また、自己PRとの違いや作成する際の注意点も説明しているので、アパレル業界への転職を検討している人はぜひ最後までご覧ください。

 

※2022年11月2日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2024年9月27日に再度公開しました。

アパレルの志望動機の例文

キーボードを叩く女性の手

アパレル未経験者と経験者の志望動機を例文で紹介します。それぞれのアピールポイントを解説しているので、参考にしてみてください。

アパレル未経験者の場合

私が貴社の販売職を志望する理由は、接客スタイルにまで行き届いたブランドの世界観に惹かれたからです。前職では3年間飲食業で接客に携わり、お客様からいただく感謝の言葉や笑顔にやりがいを感じていました。一方で、学生時代からファッションに強い関心を持ち、日頃から貴社のブランドを愛用していました。

ある日、友人へのプレゼントを選びに貴社のショップへ行った時のことです。自分の服を選ぶのとは勝手が違い、困っていたのですが、販売員の方が友人の特徴や服の好みなどからテキパキとオススメ商品をピックアップしてくれました。おかげで安心してプレゼントを決めることができ、後に友人の喜ぶ顔は今でも覚えています。このことがきっかけで、私も貴社の商品を通してお客様に寄り添った接客をしていきたいと強く思うようになりました。

販売員として実績を積み、将来は店長としてブランドの売上向上やイメージアップに貢献していきたいと思います。

飲食業のホールスタッフからアパレル販売員を目指しているイメージです。接客経験とファッションへの関心を組み合わせて志望動機を強くしています。

さらに、関連エピソードを加えることで説得力を増し、店長という具体的な目標を示すことで本気度が伝わりやすい内容です。

アパレル経験者の場合

4年前に貴社のブランドを利用して以来、気になる存在としていつも関心を持っていました。その魅力は、トレンド性とオリジナリティーの絶妙なバランスや、洗練されたショップの雰囲気にあると感じています。

私は6年以上アパレルで販売経験があり、そのうち3年間は店長を務めていました。これまでの経験から、店舗運営の大変さとそれ以上のやりがいを感じており、貴社の徹底されたブランディングに販売員としても強く惹かれています。

前職の経験を活かし、店舗全体を見据えた客観的な思考力で即戦力としてお役に立てると考えています。貴社に入社後は、チームの一員として一日も早く売上アップや顧客開拓に貢献し、将来的には店長やエリアマネージャーを目指していく所存です。

漠然とブランドへの熱意を伝えるのではなく、ショップの雰囲気の良さやブランディングに触れ、アパレル販売員としての視点をアピールしています。

また、店長経験を活かしながらキャリアアップを示すことで、入社後の働く姿をイメージしやすくしているのがポイントです。

志望動機と自己PRの違いとは?

履歴書 志望動機の欄

志望動機と自己PRとの違いが曖昧なまま作成していると、どちらも同じような内容になってしまい、十分にアピールができないかもしれません。ここでは、それぞれの目的と違いについて説明します。

志望動機とは、「なぜこの企業(ブランド)を志望するのか」という動機を伝える項目です。ただし、漠然とした熱意だけではなく、そのブランドにしかない魅力を具体的に伝えることが重要です。ブランドのデザインイメージやコンセプトに合わせて、自分の熱意をアピールしましょう。

一方、自己PRは自分のスキルや経験などをアピールする項目です。採用担当者は、「その強みを入社後にどう活かせるか」に注目しています。そのため、企業が求める人材像や業務内容に関連するエピソードを盛り込むと、イメージアップに繋げやすいです。

つまり、以下のように分けて考えることができます。

志望動機企業(ブランド)を選んだ動機に焦点を当ててアピール
自己PR自分の強みに焦点を当ててアピール

自己PRとの違いを理解して志望動機を作成すれば、適度な重複は自己の主張に一貫性を持たせ、より印象深くなるでしょう。

 

アパレル志望動機の作成前に準備しておくべきこと

書類を持って歩く女性

アパレル志望動機を作成する際、間違いが無いように事前準備が欠かせません。こちらでは、採用担当者に熱意をしっかりと伝えるための準備事項2つを紹介します。

求人内容をしっかりと把握する

気になるブランドの求人があったら、まず内容をしっかりと把握することが肝心です。その理由は以下の通り。

■企業の求める人材像や各種条件に自分が適しているかが分かること。
■企業のニーズに合わせて志望動機を作成し、的確にアピールしやすいこと。

特に、アパレル経験者を対象とする求人も多いので、初めてチャレンジする場合はご注意ください。

志望ブランドの情報収集を行う

明確なブランドイメージを持っていることは、志望動機の説得力に繋がるため、入念に情報収集しておきましょう。ブランドの公式ページやブログ、SNSなどをチェックすると、求人には掲載されていないブランド情報をリサーチできます。

また、ショップ見学も熱意をアピールするのに有効な手段です。お店のレイアウトやディスプレイ、スタッフのイメージ、接客スタイル、最新の商品など、ネットからは得られない生きた情報が入手できるので他者と差別化しやすいですよ。

【結論から書く】アパレル志望動機の作成方法

手の平の上で浮かぶ電球のイラスト

志望動機は、「結論→理由→目標」の流れでまとめるのが構成の基本です。最初に結論(重要なこと)を書くことで、何が言いたいのかを先に伝え、内容全体を理解しやすくします。

次に経験エピソードを挙げて結論に至った理由を具体的に説明しましょう。

そして最後は、これまでの経験やスキルを踏まえつつ、明確な目標を挙げて締めくくります。入社してできることや実現したいキャリアプランを示して、採用担当者の求める人材像をアピールしましょう。

なぜその企業やブランドを志望するのか?(結論)

数あるアパレル求人の中でその企業やブランドを志望する動機を説明しましょう。「なぜ憧れているのか」「どこが好きなのか」、自分の気持ちを具体的に伝えることが他者との差別化に繋がります。

もし動機が思いつかない場合は、ブランドのデザインイメージやコンセプトなどを参考に、自分の言葉に直してみると説明しやすいかもしれません。

なぜアパレル業界を志望するのか?(理由)

アパレル業界を志望する人は、誰しもファッションへの熱意を持っているのではないでしょうか。

ただ、そのきっかけや背景は一人ひとり異なります。過去を振り返り、関連するエピソードを整理しておくことが大切です。その際、志望する企業やブランドに関連付けて整理することをおすすめします。

逆に他社ブランド名を挙げると説得力に影響することがあるので、気をつけましょう。

入社後のキャリアプラン(目標)

採用担当者は長期的に働いてくれる人材を求めているため、入社後のキャリアプランを明確に示しましょう。

「販売員として実績を積み重ね、将来的には店長としてブランドの売上向上やイメージアップに貢献したい」といったように、志望企業のビジョンや業務内容に沿って考えるのがポイントです。将来の目標をアピールすることで、あなたの本気度がより伝わりやすくなります。

アパレル志望動機に取り入れたいアピールポイント

志望動機は、何をどうアピールするかによって全く印象が異なります。こちらでは、好評価に繋げるアピールポイントをアパレル未経験者と経験者に分けてまとめました。

アパレル未経験者は熱意をどう役立てるかを具体的に示す

アパレル未経験者は、企業が求める人材像に合わせて自分の強みをアピールすることが重要です。

例えば、「接客経験がある」「コミュニケーションスキルが高い」「ファッション知識やコーデセンスに長けている」「協調性が強くチームプレーが得意」など。関連性のある経験やスキルを織り交ぜて、熱意をどう役立てるかを具体的に示しましょう。

アパレル経験者はこれまでの実績を示す

アパレル経験者であれば、これまでの実績を示すことでスキルに説得力を持たせることができます。

「目標達成時の売上金額や達成率」「上司からの評価や顧客に言われた言葉」「業務で工夫や努力してきたこと」「マネジメント経験があればその人数」など。具体的な数値やエピソードを志望動機に織り交ぜれば、採用担当者はあなたのことをより明確にイメージしやすくなります。

アパレル志望動機を作成する際の注意点

考える女性

志望動機を作成していると、自分では良いと思っていても、伝わりにくい内容になってしまうことがあります。ここでは、主な注意点を4つ紹介しますので、仕上がりチェックなどにご利用ください。

ファンアピールだけで終わらない

志望する企業やブランドで働くことを目指しているのですから、購入者目線のファンアピールでは不十分です。

アパレル業界には華やかなイメージがありますが、その裏では体力的にも精神的にもタフさが求められます。実際の業務で想像以上の厳しさに直面した時、「こんなにきついとは思っていなかった」「イメージと違う」と安易に辞められては困るのです。

志望動機で伝える熱意は、具体的にどんな役に立てるかに置き換えることを意識してみてください。

複数のブランドを展開する企業で特定ブランドに執着しすぎない

複数のブランドを展開する企業で、特定ブランドに執着しすぎるとマイナスイメージに繋がることがあります。そのような企業を志望する場合、採用されても必ずしも希望通りのブランドに配属されるとは限らないことを想定しておきましょう。

後のキャリアアップでブランド異動を希望する方法もありますが、まずは内定獲得を目指して柔軟に対応できるスタンスをアピールすることが重要です。

自分の言葉で伝える

アパレル業界の志望動機の書き方は、ネットなどで調べれば様々な例文が見つかります。

自分に合っていそうな例文をそのまま利用することも可能ですが、ライバルたちも多い中で自分らしさを出せるのは、やはり自分の言葉しかありません。

調べた内容はあくまで参考として理解し、自分だけの経験や強みを織り交ぜながら作成すれば、オリジナルで魅力的な志望動機が完成することでしょう。

トレンドワードの使い方に気をつける

アパレルはトレンドの変化に敏感な業界です。

ただ、トレンド感の高さをアピールするために、志望動機で安易にトレンドワードを使うのは控えましょう。むしろ、その言葉の意味や背景を十分に理解していないと、深掘りされた時に答えられないリスクがあり、本当の自分が伝わりにくくなってしまいます。

また、知ったかぶりでその場を凌ごうとしても、誠実さに欠ける印象を与えてしまっては逆効果です。志望動機でアピールするのは、なぜその企業(ブランド)を選んだのかという動機ですから、無理にトレンドワードを含める必要はありません。

まとめ

青空 ビル 乗り越えるスーツの男性

アパレル業界の志望動機を作成するには、事前に求人内容をしっかりと把握し、入念に情報収集しておくことが非常に重要です。

購入者目線のファンアピールだけでは不十分なので、熱意を具体的にどう役立てるのかを考え、自分の経験や強みと関連づけて作成しましょう。

作成のコツは、「結論→理由→目標」の流れで構成することです。そして、経験エピソードや将来のキャリアプランを織り交ぜながら、企業が求める人材像に合わせることが肝心です。

採用担当者の印象に残る志望動機を作成し、良い結果に繋げましょう。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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By ヒデム

元アパレル販売員のヒデムです。ジュエリー業界への転職を経験しているので、アパレルに対して客観的な視点も持っています。当ブログでは、ファッションや仕事選びに関する情報を発信していきます。