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メンズアパレルの将来性は?男性の需要やキャリアプランについて解説

アパレル業界で働きたい男性は多いのではないでしょうか?

しかし、求職活動をするにあたって、「未経験でも採用してもらえるのか」「将来性はあるのか」など、気になることもあると思います。

そこで今回は、アパレル業界での男性の需要と将来性について、メリットとデメリットを含めて解説します。

さらに、将来のキャリアプランやキャリアアップするためのポイントも紹介しているので、アパレルへの転職を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

※2023年3月2日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2024年7月1日に再度公開しました。

アパレル業界での男性の需要と将来性

階段に腰掛ける男性

もともと女性の憧れとして発展してきたアパレル業界ですが、現在ではメンズブランドも充実しており、多くの男性が活躍しています。

また、これまでの経験やスキルを活かし、MD(マーチャンダイザー)や商品企画などの本社職へキャリアアップを図る男性社員もいます。

女性の多い業界だからこそ、男性の意見や感性が求められたり、時には潤滑油としてスタッフをまとめたりすることも必要です。男性客を対応するメンズショップであれば、なおさらです。

ただ、アパレルに将来性あるのかも気になりますよね?

キャリアプランの選択肢は、本社職を目指す以外に、現場で店長やエリアマネージャーという道もあります。

また、若者向けだけではなく、ミドル世代やシニア世代を対象としたアパレルも存在します。そのようなショップでは、年相応の経験値や対応力が求められるため、自分の年齢に合わせて移るのもおすすめです。

アパレル業界で男性が働くメリット6つ

メンズショップ 壁面棚に並ぶシャツとジャケット

アパレル業界で男性が働く主なメリットを6つ紹介します。

好きなファッションを仕事にできる

華やかな印象のアパレル業界ですが、長時間の立ち仕事や繁忙期の連日残業など、ハードな一面もあります。

しかし、ファッションが好きだからこそ、苦難を乗り越える忍耐力が生まれるのではないでしょうか?

全く興味のない仕事を淡々とこなすよりも、明確なやりがいを持って仕事ができるのは魅力ですよね。

仕事の成長が自分磨きに直結する

アパレルでは、流行の最先端で仕事をするので、トレンドに敏感になり、センスが身についていきます。

また、人と接する仕事でもあるので、外見や内面への意識も高くなりやすいです。

つまり、仕事で成長していくことが自分磨きに直結するといえるでしょう。

成長するためには、常に向上心を持って取り組む姿勢が大切です。

自社ブランドの服がお得に購入できる

メンズのブランド服には、普通なら簡単に手が出せないような高価なものも少なくありません。

しかし、アパレルで働いていると、自社ブランドの服を割引価格で購入できることが多いです。

おしゃれ好きが高じてアパレル業界に入った人、特にお気に入りのブランドで働いている人にとって、自社の服が安く購入できるのは大きなメリットといえるでしょう。

トータルコーディネートシューズ 腕時計 ジャケットなど

クリエイティブに働ける

アパレルでは、トレンドをいち早く取り入れたり、ブランドの世界観を表現したりするなど、常にクリエイティブが求められます。それは、デザイナーやパタンナーなどの専門職だけに限りません。

例えば、マーケティングでは他部署と連携して販促計画を立てたり、ショップ店員はお客様にアイテムの魅力を伝えて売上に繋げるなど、それぞれの立場でアイデアを考えながらクリエイティブに働けます。

コミュニケーションスキルが磨かれる

アパレルの接客では、短時間でお客様と信頼関係を築くことが求められます。

また、ショップメンバーや他部署と協力しながら業務を進めるため、人とのつながりが非常に重要です。

毎日の仕事の中で磨かれるコミュニケーションスキルは、キャリアアップの可能性を広げるだけでなく、プライベートの人間関係を充実させることにも役立つでしょう。

商品が売れた達成感を味わえる

お客様は、誰でも購入したいものが最初から決まっているわけではありません。

例えば、セットアップを探しているお客様に、シャツ、ネクタイ、ベルト、シューズ、ソックス、バッグなどをコーディネートで提案するとしましょう。おすすめの仕方次第で、全てをお買い上げいただくことも可能です。

アパレル店員は、潜在的なお客様のニーズを察知して、的確に商品を提案するのが腕の見せ所。決して簡単なことではありませんが、おすすめしたアイテムが売れると達成感を味わえますよ。

アパレル業界で男性が働くデメリット

体育座りで俯く男性

こちらでは、アパレル業界で男性が働く際のデメリットについて説明します。

内容によっては不安を感じる人もいるかもしれませんが、事前に知っておくことで安心して働けるように参考にしてみてください。

生活が不規則になりがち

ショップ勤務は、早番と遅番のシフト制が多く、出勤時間が日によって異なります。さらに、セール期間などの繁忙期には、営業時間外に棚卸し作業や商品整理などを行うため、残業が続くことがよくあります。

本社勤務は、ショップからの問い合わせ対応や販促計画に合わせた次のシーズンの準備に追われ、勤務時間内に終わらないことも。そのため、アパレルの仕事は全体的に生活が不規則になりがちです。

若く独身のうちはまだ良いですが、家庭があると両立するのが難しくなることもあるでしょう。

他業界よりも給料が低い

アパレルでは、インセンティブ制を導入しているところもありますが、その給与水準は、他業界の平均以下です。また、残業代が給与に正しく反映されなかったり、サービス残業が常態化している会社もあります。

そのため、給与にやりがいを求める人よりも、好きなファッションの仕事に携わりたい人の方が長続きしやすいかもしれません。

収入の安定を得るには、本社職へのキャリアアップや、外資系ハイブランドへの転職を考える必要があります。

売上目標がプレッシャー

売上目標は、アパレル店員が給与を得るための売上金額です。目標を達成できないと、周囲に対して劣等感を感じたり、指導を受けたりすることもあります。

また、ショップの目標予算にはメンバー同士の団結力を高める側面もありますが、売上競争が激しくなると、人間関係に悪影響を及ぼすケースも。

アパレル店員に不可欠な売上目標は、やりがいが大きい反面、プレッシャーに感じやすいかもしれません。

土日休みが取りにくい

アパレルショップの多くは、土日祝日に来客数が増えて忙しいため、ショップ店員のシフト休みは平日が中心です。そのため、世間一般の休日とはズレがちで、友人や家族と休みの予定を合わせづらいこともあります。

カレンダー通りに休みたいのであれば、アパレル業界はあまりおすすめしませんが、派遣やアルバイトであれば、正社員よりも融通が利きやすくなるでしょう。

アパレル業界で男性が考えるキャリアプランとは?

ビル群を見上げる 青空 飛行機

こちらで紹介するのは、アパレル店員の経験があることを前提としたキャリアプランです。

方向性によっては、プラスαのスキルが求められるため、意識しながら経験を積む必要があります。

店長やエリアマネージャーを目指す

アパレル店員のキャリアアップとして挙げられるのが、店長やエリアマネージャーです。

店長は、店舗運営の責任者としてスタッフや売上の管理を行うため、接客スキルに加えて、リーダーシップやマネジメント能力が求められます。

エリアマネージャーは、複数のショップを統括し、各店舗の売上や運営を管理するのが主な業務です。そのため、ショップでの経験値の高さはもちろん、より広範囲な管理能力や情報収集力が必要です。

本社職を目指す

本社職と一口に言っても、実際にはさまざまな職種があります。商品を企画・開発し、販売計画や予算を管理するMD、商品を他社から買い付け・管理するバイヤー、自社商品の生産を管理する商品管理、商品の宣伝・PR活動を行うプレス・・・などです。

ただし、求人枠はどれも非常に限られており、それぞれの職種には専門知識や経験が求められます。キャリアアップを図るのであれば、まずアシスタントとしてスタートするのが一般的です。

年代に合ったアパレルへ移る

会社によっては、ミドル世代やシニア世代を対象としたアパレルを展開している場合があります。自社内にそのようなブランドがあれば、異動することによって長く働きやすいです。

また、年齢層の高いアパレルへ転職をするのも店員を続けるための手段です。年齢を重ねることによって説得力も増すので、自分の年代に合ったアパレルへ移るのは、これまでの経験を最もスムーズに活かせるキャリアプランといえるでしょう。

イスに座って考える男性 スーツ

 

外資系ハイブランドを目指す

国内アパレルと比較すると、外資系ハイブランドは全体的に年収が上がります。その分、サービスの質にも高水準が求められるので、ショップ店員の採用基準は国内アパレルよりも厳しいです。

豊富な販売経験に加えて、日本語以外の語学力が必要なブランドも少なくありません。また、実力主義のため、結果を出せばインセンティブがしっかりと給料に反映されます。

もし外資系ハイブランドを目指すのであれば、まずは国内アパレルで販売スキルを磨いてから、チャレンジするのが順当です。

自分のショップを開業する

将来的に自分のショップを開業するという選択肢もあります。自由度が高く、販売経験を活かせますが、商品の仕入れや価格設定、集客などのビジネススキルも必要です。

現在では、実店舗を持つためのまとまった初期費用を心配しなくても、ECサイトを運営することができるなど、販売形態が多様化しています。さらに、ECサイトは24時間365日営業しているため、顧客はいつでもどこでもアクセスできるのが利点です。

アパレル業界で男性がキャリアアップするポイント

棒グラフ 右上がり 「UP」

こちらでは、アパレル業界で男性がキャリアアップするためのポイントを紹介します。

そもそも異業種からアパレル業界へ転職できる?

アパレル業界は即戦力を求めているため、目指す職種の経験やスキルが重視されます。異業種からの転職でも、「自分ならこれで貢献できる」という強みを伝えられればチャンスはあります。

ファッション知識やコミュニケーションスキルの高さなど、アピールする内容を整理しておくことが肝心です。

ただし、目指すブランドによっては、上司や既存スタッフが年下という場合もあります。仕事上では目上になるので、一緒に働きにくいと思われないよう、言動や態度には気をつけましょう。

 

未経験なら派遣社員やアルバイトから正社員を目指す方法もある

経験やスキルを重視するアパレル業界では、未経験者の正社員採用はかなり限られています。採用のハードルが低いのは派遣やアルバイトなので、求職活動がうまくいかない場合は雇用形態を見直してみることも大切です。

アパレルに特化した派遣サービスに登録すれば、未経験でも働きやすい求人を紹介してくれるでしょう。着実に経験を積んでいけば、将来的に正社員を目指すことも十分可能です。

転職エージェントを利用して好条件の求人に応募する

アパレル業界でキャリアアップを成功させるには、好条件の求人をどれだけ多く見つけられるかが重要です。業界専門の転職エージェントでは、一般には公開していない非公開求人や、特定の条件を満たす求職者にのみ紹介される限定求人なども取り扱っていることが多いです。

さらに、提出書類の添削や面接対策、転職に関する相談などのサポートを受けることができるので、一人で転職活動するよりも成功する確率がグッと上がります。

アパレル業界を目指す男性におすすめ求人サービス3選

畳んである3枚のうち、白いワイシャツを立てて見せる男性の手

アパレル業界を目指す男性におすすめ求人サービスを3つ紹介します。

アパレル未経験者向けと経験者のキャリアアップ向け、それぞれに適したサービスがあるので、目的に合わせて活用しましょう。

iDA

iDAは、アパレル・ファッション業界の正社員、契約社員、派遣社員の人材サービスです。これまで取引したブランド数5,000以上、公開案件だけでも11,000件を越え、業界トップクラスの求人数が揃っています。

特に外資系ハイブランドやデザイナーズブランドの取り扱いは他社を圧倒する充実ぶりなので、働きたいメンズブランドに出会う確率も格段に上がるでしょう。

未経験者がチャレンジしやすい求人もあり、派遣で経験を積みながら、正社員を目指す人にもおすすめです。

 

アパレル派遣なび

アパレル派遣なびは、アパレル・ファッション業界に特化した派遣専門の求人情報サイトです。現在登録者数10万人を越え、国内のアパレル企業から海外ブランドまで幅広い求人を揃えています。

未経験でもチャレンジできるよう、給与前払い制度や資格取得支援など、快適に働ける各種フォロー制度を整えているのが特徴です。サポート体制が充実していて、希望のメンズブランドがあれば事前に伝えておけば、求人があった際に紹介してもらうこともできます。

 

クリーデンス

クリーデンスは、大手転職サイト『doda』や派遣サービス『テンプスタッフ』などを運営するパーソルキャリアが手掛ける、アパレル・ファッション業界に特化した転職エージェントです。2001年からサービスを開始、現在では求人企業3,500社以上(60%は非公開)、登録ユーザー242,000名以上でアパレル業界最大級の規模を誇っています。

他では取り扱っていない独占求人もあるので、アパレル経験を活かしてキャリアアップ転職を目指すのであれば、ぜひ登録しておきたいエージェントです。

 

まとめ

山頂で朝日を見る男性



現在、アパレル業界ではメンズブランドも充実しており、男性の需要も高まっています。経験を積んだ後には、店長やエリアマネージャー、本社職、外資系ハイブランドなど、キャリアアップの道もさまざまです。

また、将来は自分の年代に合ったアパレルに移ったり、自分のショップを開業したりするなど、それぞれの形でスキルを活かせるでしょう。

ただし、ファッションを仕事にするという大きな魅力の裏には、デメリットもあります。さらに、経験やスキルが重視されるため、未経験からの正社員採用はかなり限られています。

それでもブレないアパレルへの熱意があるなら、自分の強みを整理して「これで貢献できる」とアピールできるようにしましょう。アパレルに特化した求人サービスを利用すれば、キャリアに合わせた求職活動がしやすくなりますよ。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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By ヒデム

元アパレル販売員のヒデムです。ジュエリー業界への転職を経験しているので、アパレルに対して客観的な視点も持っています。当ブログでは、ファッションや仕事選びに関する情報を発信していきます。