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アパレル店員は年を取ったらどうなる?働ける年齢や転職について解説

アパレル店員は何歳まで働けるのでしょうか?

ショップで見た印象から、何となく若いイメージを持っている人は多いかもしれません。

一方で、何年も働いているアパレル店員は将来に不安を感じることもあると思います。

こちらの記事ではアパレル店員として働ける年齢と転職についてまとめました。

記事を読めば、アパレル店員が年を重ねるメリットやデメリットも理解できるので、最後までご覧ください。

アパレル店員に年齢制限はある?

ショップ風景

アパレル店員に年齢制限はありません。

若い世代中心のイメージが強いかもしれませんが、30代~40代も活躍していますし、50代~60代以上でも現役で働くことができます。

業界には対象年齢の異なるブランドが多種多様にあり、それぞれのイメージに合った人材が求められるのです。

しかし、長く働ける一方では、年を取ったらきついと感じる機会も増えてきます。

そのため、メリットやデメリットをしっかりと理解したうえで今後の判断をすることが重要です。

アパレル店員が年を取ってできることやメリット

アパレル店員 接客

努力や経験を重ねてきたからこそ、感じるやりがいってありますよね?

こちらではアパレル店員が年を取ってできることやメリットについて紹介します。

実年齢よりも若々しくいられる

アパレル店員は実年齢よりも若々しくいられる場合が多いです。

美意識の高さが仕事に直結し、自分磨きをしている人も少なくありません。

体型維持のトレーニングに髪や肌のケアなど、日頃からやっている習慣が若々しさを維持しています。

また、トレンドに敏感であることや、自分より若いお客様やメンバーとやり取りする機会が多いため、若い人の気持ちや考え方を理解しやすいです。

リピーターや顧客獲得につながる

経験を活かした接客は、お客様の信頼を得やすいです。

確かなファッション知識はもちろん、顧客ニーズを掴む洞察力や的確な提案力など、ベテラン販売員の高度なスキルは、恵まれた才能やセンスの良さだけで習得できるものではありません。

積み重ねてきた経験がお客様の心を動かし、リピーターや顧客獲得につながるので、自分にとっても大きなやり甲斐となるでしょう。

業界の人脈を活用しやすい

社内に限らず、取引先や関連業者、競合ブランドにも顔が利くという人はいるのではないでしょうか?

例えば、お直し業者と連携して商品を提案するなど、周囲との良好な関係が臨機応変な接客に役立ちます。

また、業界の人脈を活かして転職を検討してみたり、日頃から積極的にコミュニケーションを取ることでさまざまな可能性が広がります。

アパレル店員が年を取って気になることやデメリット

3体のマネキン

やりがいを感じる一方、不安やストレスを抱えている人もいるのではないでしょうか?

「生活が苦しい」
「将来性がない」
「会社や仕事がなくなる?」

これらのポイントは辞めどきかどうかを判断するための材料です。

以下にアパレル店員が年を取って気になることやデメリットをいくつか挙げてみました。

給与が低い

アパレル店員の一般的な給与は、他業界の平均以下です。

まだ若くて独身のうちは、そこまで気にすることもなく働けるかもしれません。

しかし、家族が増えたり、将来を考えたりするようになると、上がらない給与への不満が募ります。

「住宅ローンが支払えない」「子供の養育費がかかる」など、深刻な生活問題になることもあるでしょう。

家族や友人と予定を合わせづらい

ショップでは土日が忙しいため、休みは比較的お客様の少ない平日が中心。

他業界の家族や友人と予定を合わせづらいのもいつものことです。

ただ年齢を重ねると、冠婚葬祭やライフイベントも増えがち。

周囲に気を遣うストレスや、参加できない孤独感を抱えやすくなります。

今後プライベートを大切にしたいと考えるのであれば、アパレル店員の働き方を見直す時期かもしれません。

体力面や健康面が不安

シーズンを先取りした商品を販売するため、夏は厚着、冬には涼しい格好で売り場に立つのが当たり前です。

また、長時間の立ち仕事で足がパンパンにむくんだり、疲れが溜まると心身に不調をきたすこともあります。

一方で連休を取りにくいため、十分にリフレッシュできていない人も多いのではないでしょうか?

若いうちはなんとかなっていても、いつまで続けられるか不安になりがちです。

ヒールを履いた女性の脚 デニム

ブランドのイメージとズレてくる

若者向けのブランドで働いている場合、年齢と共にブランドイメージとのズレは大きくなるものです。

次々と若手が入ってくる一方で、自分と合っていないブランドでの活躍には限界があります。

逆にラグジュアリーブランドなど、ワンランク上のターゲット層を視野に入れてみると、年齢や経験を活かしやすいかもしれません。

アパレル店員としての自分を客観的に捉え、転職するタイミングを逃さないことが肝心です。

思うように出世できない

アパレル店員なら店長やエリアマネージャーを目指すのが一般的です。

ゆくゆくはMDやバイヤーといった本社勤務に憧れる人もいるのではないでしょうか?

経験を評価されて店長へ昇格できても、その先のキャリアアップは簡単ではありません。

これまでとは異なり、圧倒的に限られたポジションだからです。

思うように出世できない場合、やりがいを求めて転職するのは自然な流れですね。

会社の将来が心配

会社の業績がよくないと給与アップや出世の不安はもちろんのこと、いつまで働けるかさえわかりません。

もし、低迷が続くようであれば、転職を考えてみる良い機会です。

ただし、業界全体の動向をリサーチし、他はどうなのかをしっかりと把握したうえで行動することが大切。

転職エージェントに登録すれば、最新の業界動向を手軽にチェックすることもできます。

アパレル店員から転職するおすすめの職種とは?

握手を求める男性 スーツ

アパレル店員の経験が活かせる仕事や未経験でもチャレンジしやすい仕事をピックアップしました。

高収入を目指したり、体力的な負担を減らしたり、現状改善に繋がる点を重視しているので、ぜひ参考にしてみてください。

営業職

需要の高い営業職は、採用年齢の幅が広いのが特徴です。

アパレルで培ったコミュニケーションやヒアリングのスキル、提案力、数値目標の経験などが強みになります。

また、インセンティブ制であれば、契約数に応じて大幅な収入アップが見込めるのも大きな魅力です。

ただし、ノルマ設定や人間関係は会社ごとに違います。

自分に合う職場かどうかをしっかりとリサーチすることが肝心です。

接客・サービス業

アパレル店員の経験を通じて、接客にやりがいを感じている人も多いのではないでしょうか?

ワンランク上のラグジュアリーブランドやホテルのフロント係など、多種多様な接客・サービス業が求人を募集しています。

待遇面やワークバランスも仕事によってさまざまです。

現状改善を重視するのであれば、優先条件を明確にして転職活動に臨みましょう。

アパレルメーカー

アパレル店員を辞めても、アパレル業界で働きたい人にはアパレルメーカーがおすすめです。

メーカーでは商品の企画・製造・卸売まで行っており、あらゆる職種が揃っています。

卸先のほとんどは小売店や百貨店なので、アパレル店員の経験が大いに役立つでしょう。

また、近年ECサイトに新規参入する企業が増えています。

販売経験を活かしてECサイトの運営に携わるのも時代に合った働き方ですね。

PC操作する女性

一般職や事務職

一般職や事務職では来客・電話の取り次ぎをはじめ、他部署と関わることも多いのでビジネスマナーやコミュニケーションスキルが役立ちます。

ただし、入力作業によるデータ管理が中心のため基本的なPCスキルは必須。

WordやExcelなどのOffice系ソフトを扱えるスキルや資格があると実用的です。

未経験からの正社員採用は難しいですが、派遣社員で経験を重ねて正社員を目指す道もあります。

IT職

著しい成長を続けるIT業界はアパレル店員からでもチャレンジしやすいのが特徴です。

未経験者が登録できるIT系求人サービスでは学習講座を受講できます。

また、本気で目指すためのITスクールでは、プログラミングやWebデザインなど、目的に合わせた専門コースが充実しています。

早いうちから確かなITスキルを身につけておけば、将来は独立という選択肢も十分考えられるでしょう。

製造職

製造職は未経験者を募集していることも多く、アパレル店員からチャレンジしやすい職種です。

ただ、機械操作などの専門スキルの習得は、30代くらいまでがおすすめ。

40代以上でも習得は可能ですが、スピードと正確性が求められるため、若い人より苦労しやすく、危険リスクも上がりがちです。

細部までマニュアル化されたルーティンワークは、地道な作業が得意な人に向いています。

介護職

年齢を気にせず、これまでの接客スキルを活かせるのは介護職です。

介護業界では慢性的な人材不足が課題なので、将来的に潰しが効くという意味で安定が見込めるでしょう。

また、仕事以外で自分の家族の介護に役立つというメリットもあります。

一方で他の職種と比べて高収入が望みにくく、現状で収入アップを計るには介護福祉士の資格を取得することが不可欠です。

アパレル店員から転職する4つのポイント

5人の男女「POINT!」

転職を成功させるには、目的に合わせた対策が肝心です。

こちらではアパレル店員から転職する4つのポイントを紹介します。

年齢で諦めず経験でアピール

転職では20代の方が30代より有利となり、年を重ねるごとに難しくなっていきます。

一方で、その事実は単に年齢を切り取っただけのことです。

アパレルで培った経験はあらゆる仕事に応用が利きますが、1年や2年で簡単に身につくものではありません。

例えば、コミュニケーションスキルは経験を重ねることでさらに磨きがかかっています。

できるだけ早いうちから転職活動を開始することは重要ですが、年齢をネガティブに捉えすぎず、経験として強みに変えるとアピールしやすいです。

学ぶ努力を惜しまない

アパレル店員からの転職は新しいことへの挑戦です。

経験を活かすにしても、新たな仕事を理解してこそ、その役立て方がわかります。

つまり、学ぶ努力は仕事に取り組む姿勢であり、仕事への熱意そのものです。

学び続けることで成功を引き寄せ、さらなるスキルアップにもつながります。

努力を惜しまず、常に必要とされる人材を目指しましょう。

転職の目的を明確にする

あなたはなぜアパレル店員から転職するのでしょうか?

転職の目的を以下のように表してみました。

転職の目的:前の会社の問題点を転職で解決する
・退職理由:なぜ前の会社を辞めたのか(問題点)
・志望動機:なぜその会社に転職したいのか(解決)

転職の目的には退職理由と志望動機が含まれます。

目的を明確にすると、説得力のあるアプローチがしやすくなります。

また、あいまいな目的で転職しても、問題点を解決できなければ後悔する可能性が高いです。

成功させるために、まずは転職の目的を明確にしましょう。

目的に合った転職エージェントのサポートを受ける

転職がうまくいかないと、誰でも疑問や不安に悩みます。

しかし、目的に合った転職エージェントに登録すれば、求人の紹介、提出書類や面接の対策といったサポートを受けることも可能です。

自分では気づかない視点でのアピール方法など、要点を押さえたプロのアドバイスはより実践的。

転職活動は孤独なものですが、困った時のパートナーに転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか?

まとめ

ビルの間から見上げた青空

アパレル店員には年齢制限がありません。

しかし、年を取ったらきついと感じる機会も増えてくるので、メリットとデメリットを理解したうえで今後の判断をすることが重要です。

現状改善を求めて転職する場合、年齢で諦めず経験に置き変えてアピールするのがポイント。

もし転職がうまくいかなくても、目的に合った転職エージェントに登録して実践的なサポートが受けられます。

学ぶ努力を惜しまずに、いつまでも必要とされる人材でありたいですね。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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By ヒデム

元アパレル販売員のヒデムです。ジュエリー業界への転職を経験しているので、アパレルに対して客観的な視点も持っています。当ブログでは、ファッションや仕事選びに関する情報を発信していきます。