アパレル販売から異業界・異職種へ転職するのに、入念な企業研究が必要な理由は主に2つです。
1つは理解を深めることで入社後のミスマッチを防ぐため。
もう1つは志望動機や自己アピールに説得力を持たせて選考を通過するためです。
ただ企業研究といっても具体的に何を調べたらよいのでしょうか?
私もアパレル販売から転職活動を始めた当初、ろくに企業研究もせずにただ焦るばかりでした。
それでは良い結果など掴めるはずもなく、企業研究の重要性が身に染みました。
こちらの記事では私がかつてアパレル販売から転職した時の経験を踏まえながら、企業研究で調べておきたいポイント10項目を紹介します。
目次
企業研究で調べておきたい10のポイント
転職したい異業界・異職種に特化した転職エージェントを利用すれば、必要な情報は手に入ります。
しかし自分でも入念に企業研究を行えば、貰った情報の裏付けが取れ、更にプラスαの情報でより企業への理解が深まるのです。
例えば企業の公式HPをはじめとしたネット情報、「就職四季報」や「業界地図」などの情報誌、業界セミナーなど、あらゆる手段を使って可能な範囲で調べてみましょう。
以下は企業研究で調べておきたいポイントを10項目にまとめました。
経営理念(企業理念)
各企業ごとに経営理念(企業理念)は異なるので確認してみましょう。
その企業が目指している方向性や心構えなどを通して、最も重要な価値観を知ることが可能です。
経営理念を理解して共感することができれば、志望動機や自己PRの内容がより明確になります。
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社風
社風は経営理念と同様に企業の価値観を理解するための重要な判断材料です。
その企業の持つ独自の文化や雰囲気を知ることは、例えばどんな人たちと一緒に仕事をするのかなど、自分が働く姿を想像するのに役立つことでしょう。
経営者情報
経営者情報を調べるメリットは経営者の経歴や人物像を知るだけではありません。
経営者の考え方やビジョンを通して、経営理念や社風への理解を深めます。
また経営者の人柄に魅力を感じることができれば、志望動機やモチベーションアップにも繋がるのではないでしょうか。
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沿革(企業の歴史)
沿革を調べれば、その企業の歴史やこれまでの変遷を知ることが可能です。
それに経営者情報と同様、企業の方向性やビジョンを理解するためのヒントが詰まっています。
自己アピールに深みを出せるよう、経営者情報と合わせて把握しておきたい項目です。
事業内容
事業内容は企業がどのような商品やサービスを提供しているか、どんな顧客層をターゲットにしているかなど、その企業の特徴を示しています。
そのため事業内容を知ることで、自分がその企業で働く姿や将来のキャリアアップをイメージすることができるのです。
企業の動向
企業の動向からはその企業の強みや特色、将来性や成長戦略などを把握することができます。
特に志望動機や自己PRを作成する際、自分の価値観や目標と結びつけて伝えるのに不可欠です。
また、企業の動向を把握しているということは、その企業への関心の強さを示すことにもなります。
競合他社
競合他社を調べると志望企業の強みや弱み、他社にはない魅力などが見えてきます。
つまり市場や業界全体からの志望企業の立ち位置を把握することができるのです。
ただし他社とは言っても、規模や特徴、市場シェアや競争力など、様々な角度から調べることが肝心です。
業務内容
志望する業務の詳細内容を調べれば、企業がどのようなスキルや知識を求めているのかが分かります。
これから自分が働けるかどうかの判断基準であり、自己アピールに繋げるためにも有効です。
具体的なエピソードなどを織り交ぜながら、業務に関連づけて説明することを意識しましょう。
勤務条件
勤務条件は自分の希望と企業の提供する条件がマッチするかの確認ができます。
企業の公式HPや求人サイトから給与や福利厚生、労働時間や休日、評価制度やキャリアパスなどを調べてみましょう。
興味を持った点や不安に感じた点があれば、「転職会議」「OpenWork」などの口コミサイトでさらに深掘りしてみてはいかがでしょうか。
本社/拠点の所在地
本社や拠点の所在地を知ることは勤務可能な場所かどうかを判断するだけではありません。
所在地を把握することによって、企業の規模や地域性を理解することができるのです。
更には、その地域性を背景とした企業文化や雰囲気を知ることにも繋がります。
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まとめ
こちらの記事では企業研究で調べておきたい10項目を紹介しました。
肝心なのはアパレル販売から転職するため、自分なりにしっかりと企業を理解して、説得力のある志望動機や自己PRを作成することです。
転職エージェントを利用すれば必要な情報が手軽に得られます。
ただし、その情報だけを当てにしないで自分でも調べることが重要です。
今回紹介した10項目を参考に入念な企業研究を行い、アパレル販売からの転職を成功させましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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